泥くさログ

思考と行動と興味のログ-evoL代表取締役倉内 雄一朗

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ラグビーとアメフトの違いをラグビー経験者目線でまとめてみた

 

ラグビー選手とアメフト選手

ラグビーとアメフトの違いってなに!?とよく言われるので、自分なりにラグビーとアメフトの違いをまとめてみた。ラグビーやアメフトは観戦やプレー経験がない人が多いし、ルールが分かりにくというということもあって、違いを説明するのは結構大変だ。

僕は高校時代3年間ラグビー部に所属していたがアメフト経験はない。弟は大学でアメフトをやっていたし、彼女はアメフト部のトレーナーだったので、わりとアメフトも身近だったけど、ラグビーよりの比較になってるかも。



ボールの違い

ラグビーもアメフトも「歪んだボール(楕円球)」を扱うスポーツだが、ボールの大きさや重さが違う。ラグビーボールの方がアメフトボールに比べ、大きく重い。

ラグビーボール

重さ:400~440グラム
周囲の長さ(長い方):740mm〜770mm
周囲の長さ(短い方):580mm〜620mm

アメフトボール

重さ:397~425グラム
周囲の長さ(長い方):794mm~819mm
周囲の長さ(短い方):519mm~531mm

得点の違い

最も多くの点数を獲得できるプレーは、ラグビーではトライ、アメフトはタッチダウンという。トライは5点で、タッチダウンは6点だ。また、トライはボールをゴールゾーンの地面に接地しなければならないが、タッチダウンは地面に接地しなくても良い。

トライ

トライとは、攻める方向を見て最も奥のスペースに存在する「インゴール(ゴールゾーン)」の地面にボールをグランディング(地面に接地)することだ。ボールを持ったプレイヤーの体がインゴールに入っても、グランディングするまではトライではない。

トライするとコンバージョンキック(ゴールキック)に挑戦することができる。コンバージョンキックを決めれば2点を追加で獲得できるので、トライ(5点)+コンバージョンキック(2点)=7点となる。

インゴールの中でグランディングするとトライが認められる。

タッチダウン

エンドゾーン(ラグビーでいうインゴール)にボールを持ったプレイヤーが入るか、エンドゾーン内でパスをキャッチすればタッチダウンとなる。ラグビーのようにボールを地面に接地する必要はない。

タッチダウンが認められると6点獲得することができ、「トライ」することが認められる。「トライ」では、エンドゾーンより3ヤード(約2.7m)の地点から攻撃することができる。

「トライ」でフィールドゴール(ゴールキック)を決めれば1点、ツーポイント・コンバージョン(タッチダウン)を決めれば2点を追加で獲得できる。

タッチダウン(6点)+ゴールキック(1点)なら7点、タッチダウン(6点)+ツーポイント・コンバージョンなら8点だ。

プレーの流れの違い

ラグビーはボールをキープし続ければ攻撃を続けることができるが、アメフトは攻撃が4回に区切られていて、プレーは1回1回仕切り直される。

ラグビーのプレーの流れ

ラグビーは、ボールが外に出たり、反則などがない限りプレーは続く。ボールが奪われれば攻守が逆転するし、ボールを奪われずにキープし続ければ、制限なく攻撃し続けられる。

ノックオン(ボールを前に落とす反則)やスローフォワード(前方にボールを投げる反則)などをしてしまったり、ボールが外に出ると、スクラムやラインアウトというプレーで仕切り直される。

アメフトのプレーの流れ

明確に攻守が分かれていて、オフェンス側とディフェンス側がそれぞれ陣形を整えたあとに、プレーが始まる。攻撃は4回行うことができて、1回目の攻撃はファーストダウン、2回目をセカンドダウン、3回目をサードダウン、4回目をフォースダウンと呼ぶ。

フォースダウンまでに10ヤード(約9.1m)進めば、もう一度ファーストダウンから攻撃することができる。

下の写真はハドル(フィールド内の会議)の様子。プレーがきれる度にハドルで次の攻撃の作戦をたてる。
ハドル

ハドルの後に陣形を整えプレーが始まる。
セット

試合人数の違い

ラグビーは15名でプレーするが、アメフトは11名でプレーする。また、ラグビーは選手交代で外に出た選手を、もう一度試合に戻すことはできないが、アメフトは何度でも選手を入れ替えることができる。

ラグビーの試合人数

11のポジションで合計15名がプレーするのがラグビーだ。ポジションは、大きく分けるとフォワードとバックスの2つで、一般的には、フォワードのポジションには体が大きい選手が多く、バックスには足が速い選手が多い。

フォワードの選手は、体重を要するコンタクトプレー(体が接触するプレー)が多く、バックスの選手はスピードで突破するプレーが多いためだ。

アメフトの試合人数

アメフトの場合、ラグビーと違いプレーヤーを何度も交代させることができる。また、1つ1つのプレーで攻守がはっきり分れているため、効率よく選手をプレーさせる目的から、オフェンス専門の選手とディフェンス専門の選手をはっきり分けている。

そのため、攻守が入れ替わる際に、ディフェンス専門の選手とオフェンス専門の選手を入れ替える。

ボールを蹴るプレー(キッキング・ゲーム)を担当する専門の選手もいる。

攻撃を専門にする選手達をオフェンスチーム、守備を専門にする選手達をディフェンスチーム、キッキング・プレーを専門にする選手達をスペシャルチーム呼ぶ。

パスの違い

ラグビーとアメフトではパスの仕方やボールの扱い方が違う。ラグビーはパスを前方に投げられないが、アメフトでは前方にパスを投げることができる。

ラグビーのパス

ボールを投げることができるのは、攻める方向からみて「横か後ろ」だけ。前方にパスを出してしまうと、スローフォワードという反則になってしまう。

また、ボールの投げ方は、下から放るパスがほとんどで、平パス(ストレートパス)とスクリューパスの2種類がある。

アメフトのパス

1プレイにつき1度だけ前方にパスを出すことができる。横か後ろのパスは何度でもできるが、ラグビーのようにパスを繋ぐプレイはあまりしない。

前方へのパスは、QB(クォーターバック)からWR(ワイドレシーバー)へのパスが多い。

QB(クォーターバック)がパスを出す瞬間。
QB(クォーターバック)からのパス

試合時間の違い

ラグビーは前半40分、後半40分の合計80分だが、アメフトは15分が4本で合計60分だ。

ラグビーの試合時間

前半40分と後半40分の間にはハーフタイム(休憩)があり、前半・後半それぞれロスタイムがある。ラグビーの場合、ロスタイムが終わってもプレーが止まらなければノーサイド(試合が終了)になることはない。

そのため、試合時間終了の音が鳴っても、ボールが外に出たり反則することなく攻め続ければ、試合は終わらない。

アメフトの試合時間

試合は第1クォーター(1Q)から第4クォーター(4Q)までの4つに分かれていてそれぞれ時間は15分だ。

1Qと2Qが前半で、3Qと4Qが後半という扱いだ。前半と後半の間にはハーフタイムがあり、1Qと2Qの間、3Qと4Qの間にもわずかな休憩がある。ロスタイムはなく、時間をきっちりタイムキーパーが測っているため、時計通りに試合は終了する。

タックルの違い

ラグビーでは肩より上にタックルすることは禁じられているが、アメフトでは肩より上でも関係なくタックルすることができる。

ラグビーのタックル

基本的にボールを持っている選手にしかタックルできない。タックルは、肩より上に入ることは禁じられていて、首や頭にタックルするとハイタックルという反則になる。

しっかりパックする(腕で抱え込む)タックルがラグビーにおいては良いタックルだ。

アメフトのタックル

タックルできるのはボールを持った人に対してだけだが、ブロックという相手の攻撃を阻むコンタクトプレー(体が接触するプレー)は、ボールを持っていない人にも許されている。

防具の違い

ラグビーは、大学生以上になると防具の着用がほとんどないが、アメフトは多くの防具をつけることになっている。

ラグビーと違いアメフトは、ボールを持つ人以外へのコンタクトプレー(体が接触するプレー)が許されていたり、ルール上死角からのタックルが多く、怪我をする危険性が高いためだ。

ラグビーの防具

マウスピースはほぼ全選手がつけているが、大学生以上になるとマウスピース以外の防具はつけない選手が多い。防具はマウスピースの他に、ヘッドキャップや肩や胸を守るパッドなどがある。

アメフトの防具

多くの防具が必要なのがアメフトだ。防具はヘルメット、マウスピース、ショルダーガード、ヒップパッド、サイパッド、ニーパッド、ブロッキングパッドなどがある。


以上が主なアメフトとラグビーの違いだが、あげていくときりがないほどたくさん違いがある。正直なところ、ラグビーやアメフトの経験者からすると、ラグビーとアメフトは全く違うスポーツだ。

それぞれ全く違うおもしろさがあるので、ぜひ実際に試合を観戦してみて欲しい。

 - ラグビー

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