泥くさログ

思考と行動と興味のログ-evoL代表取締役倉内 雄一朗

*

祖母の死を実感して感じる後悔と悲しみ

 

木の間の薄暗い空に浮かぶ月

葬儀の期間、僕は忙しさで祖母の死を実感できずにいた。
祖母が亡くなってちょうど一週間が経過し、
僕は死を実感し、後悔と悲しみを味わうようになった。

祖母に関する前の記事は下のURLから
[祖母の納骨を終えて]



祖母に最後に会ったときを思い返す

祖母が入院したとき、僕はすぐに東京から青森へ帰った。
青森にいる1週間、僕は毎日祖母に会いに行った。

僕が会いに行って5日ほどたったころに、
祖母の癌治療の方針が決まり、血栓を防ぐ手術が成功した。
すぐに命が危険にさらされるようなことはなくなった
と考え、東京に戻ることにした。
祖母に「東京へ戻るけど、年末にはまた帰ってきて
会いにくるから頑張ってね」と伝えた。
その日、祖母が涙を流しているのを見かけた。
僕はそのときなぜ涙を流していたのかわからなかった。
今思うと、祖母は会えるのが最後になるとなんとなく
わかっていたのかもしれない。

それでも祖母は何も言わなかった。
祖母は相手のことを思いやれる優しい人でありながら、
とても強い人だった。

だから祖母は、僕が青森に残れば仕事に影響が出ること
を考えてくれたのかもしれない。

相手を思いやる優しい祖母

僕がお見舞いに行ったとき祖母は、
「病気がうつるとだめだから来ないほうがいい」と言っていた。
うつるわけはないのだが、僕たちを気遣うがゆえにそんな
言葉が出てくるのだ。

母と一緒に病院にいる祖母に会いに行った日のこと。
普段は、父の仕事が終わると母が迎えに行って、父と母は一緒に
帰るのだが、母は祖母の病院へ行くため父は一人で帰っていた。
祖母は、「父を迎えに行かなくて大丈夫のか」と聞いてきた。
自分は癌でものすごく苦しいのに、そんな言葉が出てくるのだ。
祖母は気遣いができ、相手を思いやれる優しい人だった。

黙って意思を貫く強い祖母

僕の父と母の結婚は、僕の母の父である祖父の大反対にあう。
祖父はずっと反対し続け、結局結婚式にも参加しなかった。
祖父は祖母に、「1人で結婚式に参加してもいいよ」と話していた。
祖母は結婚に反対していたわけではなかったのだが、
祖父に合わせて結婚式には行かないという決断をした。

祖母が亡くなった今、祖父は、
「あのとき本当は結婚式に行きたかっただろうに申し訳ないな」と
祖母への想いを口にしていた。
でも祖母は、このことに関して口にしたことは一度もないという。
一度決断したら後から不満を口に出したりするような
ことはしないのだ。
祖母は、黙って意思を貫く強い人だった。

祖母への後悔

相手を思いやる優しさをもち、黙って意思を貫く強さを持つ
祖母は、涙を流しながらも悲しみを口には出さなかった。
僕のことを考えてくれていたのだろう。

それほど僕は祖母に愛されていた。
それなのに僕は、祖母に恩返しもなにもできなかった。
死に目にも会えなかった。

祖母が亡くなってから1週間、
葬儀の期間中は涙がこぼれることはなかったのに、
今僕は涙が止まらない。

次の祖母の記事は下のURLから
[祖母のお葬式・お通夜の期間にあった不思議な体験]

 - 家族

  関連記事

kumoma-hikari
祖母のお葬式・お通夜の期間にあった不思議な体験

僕は心霊現象などはあまり信じるタイプではないのだが、 祖母のお葬式やお通夜をした …

syuzyutsushitsu-tobira
祖母の血栓に対処するためのフィルターをつける手術は成功

4日前の月曜日に祖母が卵巣癌であることがわかり、 治療方針が定まった。 そして2 …

tenteki-byoin
東京から帰省し祖母が入院する青森市民病院へ

祖母が救急車で運ばれたと聞いて、東京から青森へ戻って来た。 前の日の記事は下のU …

kurayami-tsuki
祖母の状態が悪くなったため弟と一緒に青森へ帰ることに

僕の祖母は、3日後の25日に卵巣癌の手術を行う予定だったが、 脳梗塞が起きたこと …

yuki-hikari-mori
祖母は卵巣癌だった

祖母が入院したことを母から聞き、東京から青森へ戻り、毎日病院へ通って 顔を見に行 …

cosmos-batake-yuyake
祖母が亡くなる

弟のアメフトの試合が終わり、青森へ向かう途中に祖母が 亡くなったという知らせが入 …

buss-yoru
祖母が救急車で運ばれ命の危険があるので急遽青森へ帰省

地元青森にいる母方の祖母が救急車で運ばれたと連絡があった。 だいぶ状態が悪いよう …

tourou-takusan
祖母の葬儀は家族葬で行う

生前の祖母の希望通り、葬儀は「家族葬」で行うこととなった。 母は知らなかったそう …

ohaka-happa
祖母の納骨を終えて

祖母の葬儀や納骨が終わった。 ぽっかりと穴が空いたような気分だ。 祖母に関する前 …